【意外と難しい】大型免許(トラック)取得条件と費用・教習時間から道のりを解説

トラプラ
大型免許はやっぱり取るのが難しいの?大型乗ってるトラックドライバーはカッコイイし、なにより給料上げたいし。
・取得までの道は意外と大変
・怠けたら取れないし甘くないよ
とか いろいろ聞くから、どんなところが厳しいのか教えて?
本記事の内容
  • 大型免許取得のコストは、現在持っている免許の種類でかかる費用が変わる
  • 大型免許の取得条件や受講時間がわかる
  • 大型免許が手に入るまでのハードルや苦労するところがわかる

【2020年 最新】大型免許(トラック)の費用 ~所持免許別で比較~

大型免許を取得する条件として、


■下記の免許のどれかを取得して3年経過していること
・普通免許
・準中型免許
・準中型5トン限定免許(旧普通免許)
・8トン限定中型免許(旧普通免許)
・中型免許
・大型特殊免許

■満21歳以上であること


という条件があります。

この所持している免許で、大型免許を取得するためにかかる費用にめちゃくちゃ差がでます。
この差について、全国の教習所の大型免許費用を比較しました。

また、費用については、
教習所掲載数1200校を超える全国最大級の教習所サーチを参照し、
大型免許を取り扱う教習所が10校以上あるの都道府県
大型免許の料金プランが充実している
を対象に平均値を算出してみました。

【前提条件を満たす対象の都道府県】
北海道・岩手・宮城・千葉・埼玉・静岡・愛知・兵庫・福岡

これらの都道府県からサーチし、費用を算出します。

普通免許持ち(5トン限定含む)が大型免許取得にかかる教習費用

<普通免許所持 → 大型免許取得への平均教習費用>

・普通免許所持プラン
・準中型5トン限定免許(旧普通免許)
平均額: ¥349,242(税別)
/

準中型免許持ちが大型免許取得にかかる教習費用

<準中型免許所持 → 大型免許取得への平均教習費用>

・準中型免許所持のプラン
平均額: ¥277,455(税別)

2020年の今現在、準中型取得者が少ないため、準中型→大型免許へランクアップさせるためのプランを取り扱っている教習所が少なかった。
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8トン限定免許(旧普通免許)持ちが大型免許取得にかかる教習費用

<8トン限定免許(旧普通免許)所持 → 大型免許取得への平均教習費用>

8トン限定免許は平成19年6月1日より前に普通免許を取得すると、普通免許に「中型車は中型(8トン限定)」という謎の文言が入ります。

この免許を持っている人が大型免許を取ろうとすると…

・8トン限定中型免許所持のプラン
平均額: ¥252,572(税別)
.

中型免許持ちが大型免許取得にかかる教習費用

<普通免許所持 → 大型免許取得への平均教習費用>

・普通免許所持プラン
平均額: ¥218,574(税別)
.

大型特殊免許持ちが大型免許取得にかかる教習費用

・準中型免許所持のプラン
平均額: ¥456,041(税別)

2020年の今現在、大型特殊免許→中型免許を取ろうとする人がそもそも少ないので、それ専用のプランを取り扱っている教習所はかなり少なかった。

大型特殊→大型で免許取る人は、稀ということですね。
.

大型免許(トラック)で取得条件

大型免許の取得条件

【技能条件】

以下の6種類の免許のうち、1つ以上 免許を所持している必要がある。
・普通免許
・準中型免許
・準中型5トン限定免許(旧普通免許)
・中型8トン限定免許(旧普通免許)
・中型免許
・大型特殊免許


【身体的取得条件】

<年齢>
満21歳以上

<視力>
両眼 0.8以上/片眼0.5以上
※メガネ・コンタクト使用可能

深視力検査の結果が平均誤差2cm以内

<色彩識別>
信号機の色が判別できること

<聴力>
10cmの距離で90dbの警音器の音が聞こえること
※補聴器使用可能

<運動能力>
運転が障害を及ぼす身体障害がないこと
.

大型免許(トラック)取得までの教習期間
– 所持免許別 受講時間

普通免許を持っている場合の受講時間

<技能教習>
第1段階 … 12時間(ATは16時間)/ 第2段階 … 18時間

<学科教習>
第1段階 … 無し / 第2段階 … 1時間

 計 31時間(AT 計35時間)

「一般の乗用車を運転する」 →「 事業用のトラックを運転する」ということになるので、ちゃんと時間をかけて取ることになります。
.

準中型免許を持っている場合の受講時間

<技能教習>
第1段階 … 10時間 / 第2段階 … 13時間

<学科教習>
免除

 計 23時間 

一見すると意外と「短い時間で取れるじゃん」と感じるかもですが、土日のみで教習所に通って取得を目指しても約1か月半はかかる計算です。(教習所で大型免許の技能試験の予約も順調に取れて、土日の両方をフルで使って受講できるという前提の話)

ただ、こちらは準“中型”免許というぐらいで、「中型」免許区分なので、あたらしく免許を“取得”するのではなく、“限定解除”という内容からか教習時間が短いイメージです。
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準中型5トン限定免許(旧普通免許)を持っている場合の受講時間

<技能教習>
第1段階 … 11時間(ATは15時間)/ 第2段階 … 15時間

<学科教習>
第1段階 … 無し / 第2段階 … 1時間

 計 27時間(AT 計31時間)

旧普通免許なので、ほぼ普通免許と内容は変わりません。
長い時間をかけての取得となります。
.

8トン限定中型免許(旧普通免許)を持っている場合の受講時間

<技能教習>
第1段階 … 8時間(ATは12時間)/ 第2段階 … 12時間

<学科教習>
免除

 計 20時間(AT 計24時間)

こちらも 8トン限定“中型”免許に「中型」って入っているとおり、“取得”というより“限定解除”なのでそこまで時間もお金もかからないということですね。

ただ、準中型免許より期間が短いのは謎です。
.

中型免許を持っている場合の受講時間

<技能教習>
第1段階 … 5時間(ATは16時間)/ 第2段階 … 9時間

<学科教習>
免除

 計 14時間 

一番ラクに大型免許を取得できます。
大型免許を取得する流れとしては中型→大型の流れが一番多い。

大型特殊免許を持っている場合の受講時間

<技能教習>
第1段階 … 18時間 / 第2段階 … 27時間

<学科教習>
第1段階 … 無し / 第2段階 … 4時間

 計 49時間 

大型免許を取得する上で、上記の中でいちばん大変。
合計49時間は普通免許を所持している状態より長い。
ほとんど0ベースから免許取るのと同じ。
.

大型免許の教習所に通うという大変さは想像と違う。

大型免許だけじゃなく、免許を取るのって意外と大変です。

根気はもちろんだけど、本当に“思っているより”とにかく時間がかかる。

教習所に通うなら、

中型免許
準中型
8トン限定中型免許

を持っているなら通える範囲な気がします。

ただ、通うだけならまだしも、大変な理由は主に以下の2点
・大型型免許を取り扱っている教習所が少なすぎる。
・教習所が少ないから予約を取るのに苦労する

順調に予約が取れても、社会人だとかなり苦労します。
「教習所に通う」ことが楽しめるかどうかが最大のポイントですね。

教習所と合宿も一度比較してみてはいかがでしょうか?
【徹底比較】大型免許の取得を費用・合格率・継続率で考えた「教習所VS合宿」

また、中型→大型免許を取った人の体験談はこちら
この体験者様は教習所に通いながら大型免許を取得するのに約2か月半かかりました。

・大型免許を取得にかかる費用を重視するか
・大型免許を取得にかかる時間を重視するか
・サボらずに取得する環境を重視するか

いろいろな考え方がありますが、大型免許を取るのは給料アップへの道でもあります。

あなたの頭の中で、なにか明確になったはずです。

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