- 1ナンバーと4ナンバーの違いがわかる
- 税金や維持費の違いがわかる
- お得になるよう何を気をつければよいか考えられる
1ナンバーと4ナンバーの違いと条件
4ナンバーとは
4ナンバーの基準は、排気量と車のサイズによって決められています。
<区分>
貨物を目的とした自動車(軽トラックなど)、または小型貨物自動車を意味します。
<車のサイズ>
全長:4,700mm 以下
全幅;1,700mm 以下
全高:2,000mm 以下
<排気量>
2,000cc 以上(ディーゼル車は規制なし)
<荷台・その他条件>
▶座席部分よりも荷台スペースの方が広いこと。
▶荷物の積み下ろし口が 縦横 80cm よりも広いこと。(※トラックは除く)
▶人が乗るスペースと荷物を積むスペースの間に仕切りがあること。(※座席が守られていれば良し)
▶荷物を載せるスペースが1㎡以上あること
▶乗車できる人数の合計kg数が最大積載量より軽いこと(※乗車人数の合計重量≦最大積載量ということ)
1ナンバーとは
1ナンバーの基準は、排気量と車のサイズによって決められています。
<区分>
貨物を目的とした大型トラック、または普通貨物自動車を意味します。
<車のサイズ>
全長:4,700mm 以上
全幅;1,700mm 以上
全高:2,000mm 以上
<荷台・その他条件>
4ナンバーと同じ
1ナンバーと4ナンバーの金額の差が出る部分
1ナンバーと4ナンバーの自賠責
1ナンバー(最大積載量が2トン以上の場合)
12ヵ月分の自賠責保険料:28,720円
1ナンバー(最大積載量が2トン以下の場合)
12ヵ月分の自賠責保険料:23,970円
4ナンバー(最大積載量が2トン以下の場合)
12ヵ月分の自賠責保険料:17,350円
普通乗用車の場合
12ヵ月分の自賠責保険料:15,520円
1ナンバーと4ナンバーの重量税
結論、1ナンバーと4ナンバーの重量税は同じ金額です。
差異があるのは事業用か自家用かということだけ。
下の図は1年間にかかる重量税の表です。
重量税 | 事業用 | 自家用 |
1トン以下 | 2,600円 | 3,300円 |
~2トン | 5,200円 | 6,600円 |
~2.5トン | 7,800円 | 9,900円 |
~3トン | 7,800円 | 12,300円 |
~4トン | 10,400円 | 16,400円 |
~5トン | 13,000円 | 20,500円 |
~6トン | 15,600円 | 24,600円 |
~7トン | 18,200円 | 28,700円 |
~8トン | 20,800円 | 32,800円 |
1ナンバーと4ナンバーの高速代(交通費)
普通貨物自動車の認識になるか or 小型貨物自動車の認識になるかで料金が変わります。
・1ナンバーの車種区分は「中型車」
・4ナンバーの車種区分は「普通車」
という分類に分けられ、料金に差が出ます。
例.東京IC~福岡IC(九州道)までの料金だと…
▶1ナンバー
通常料金:27,280円 / ETC料金:18,670円
▶4ナンバー
通常料金:22,740円 / ETC料金:15,620円
例でわかる通り、通常料金だと約4,500円、ETC料金だと約3,000円の差が出ます。
割合だと1.2倍ぐらいなので、ETC割引の重要さを実感しますね。(笑)
1ナンバーと4ナンバーの車検費用
車検については、車検整備を依頼する会社にもより、一概には言えませんが、
小型車:50,000~80,000円
中型車:100,000~130,000円
大型車:150,000~200,000円
これらがだいたい相場の金額です。
法定費用を安くすることはできませんが、整備費用は依頼する整備工場によって全然違います。
また、車を預ける期間も違うので、返却期間も考慮しながら依頼する必要もあります。
ディーラーに依頼すると確実ですが、費用も高くなるので、価格とのバランスを見て考えるべきです。
1ナンバーと4ナンバーの維持費
結果として上記で書いた項目と任意保険を足し算するとだいたいの合計金額が出ます。
■重量税
■自賠責保険
■検査印紙代(1000~1200円)
■車両整備費・代行料金 ←金額差が出る項目
■任意保険 ←金額差が出る項目
これらに不確定要素として
■高速料金
で年間通すと差が出てきます。
5年で乗り換える場合に年間10,000円の差があると、結果として50,000円のお得になれば、損をすることもあるのです。
気を付けてみてね!
維持費も税金もこの先のことを考えて購入するときに失敗しないようにわかりやすく違いを教えてほしいなー